第29回JPPA AWARDS 2025 映像技術部門にて、当社スタッフがグレーディングを担当した『メーカーズマーク 家族と話す夏 60秒篇』が新人賞を受賞
一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)が主催する第29回JPPA AWARDS 2025の一般部門において、当社の横田 早紀がグレーディングを担当した『メーカーズマーク 家族と話す夏 60秒篇』が映像技術部門「新人賞」を受賞いたしました。
JPPA AWARDSはポストプロダクション業務に携わる技術者の技術向上のため、応募された映像作品の中から優れた映像技術・音響技術に対し「優秀賞」「新人賞」を選出しています。
映像技術部門 グレーディング 広告 「新人賞」受賞
『メーカーズマーク 家族と話す夏 60秒篇』 カラリスト 横田 早紀

(コメント)
この度は新人賞を頂き、大変光栄に思います。
本作は35mmフィルムで撮影されており、ネガフィルムを4K解像度でスキャニングしたデータに対してグレーディングを行っています。夏のCMのため、爽やかさもありつつ、家族の温かさを表現した作品になります。
フィルムの持つ空気感や質感を生かしながら、ハイライトの柔らかさと暗部のコントラストを意識してベースのルックを作りました。緑の鮮やかさや、スキントーン、各シーンの変化など、流れで見た時に自然と印象に残るよう仕上げていきました。
フィルムの特性を生かしながら作品のルックを作っていくバランスが繊細だと感じましたが、フィルムは色の奥行きや湿度を感じやすく、人の温かさやその場の空気感を丁寧に映し出せるメディアだと思っています。今後もこの質感を大切にしながら、見る人の心に残るような作品づくりを目指していきたいと思います。



(審査員総評)
このトーンを出したいが故にフィルムで撮影したと思える。
自然な調整で赤をだしつつ、全体のぬくもりを表現し、美味しそうな色合いを表現されていた。
良い作品に仕上がっています。
当社ではこれからも、作品の世界観や創り手のイメージを魅力的に表現するために、技術の研鑽を重ねてまいります。
日本大学芸術学部 映画学科卒業
ハンバーグと旅行が好きです。猫と暮らしてます。
ー好きな作品ー
Peter Weir監督「今を生きる」
Sam Mendes監督「007 スカイフォール」
ストーリー、感情に寄り添った表現をグレーディングで引き出していくことが好きです。
出身地:岡山県
得意ジャンル:ドラマ・MV