INTERVIEW
IMAGICAエンタテイメントメディアサービス(Imagica EMS)で働く社員に、入社理由や業務内容、やりがいなどを聞きました。
制作技術(音響)
主にドラマのMAミキサーを担当しています。MAというのは編集済みの映像にセリフ、効果音、音楽を加え、それらの音をバランスよくミックスをしていく業務のことです。ドラマのMA作業においては、セリフ、効果音、音楽(選曲家)の業務が分かれており、その中でもIMAGICAエンタテイメントメディアサービスではセリフ音声の調整、いわゆる「整音」を主に行います。現場で収録した音はどうしてもノイズ(不必要な音)があるため、それらを整音しテレビや他の媒体できれいに聴こえるよう調整します。そして最終的にセリフ、効果音、音楽とそれぞれの担当者で一緒に音の仕上げを行います。整音をするうえで特に意識しているのは「臨場感」です。音がきれいに聞こえるよう調整するだけでなく、「映像に合った音作り」を目指しています。最近では効果音制作や選曲も行っており、音に関すること全般に携わるようになりました。
私はCMミキサーを経て、現在、ドラマのMAを主に担当していますが、ドラマは尺が長いぶん自由度が高く、作品のクリエイティブ性に関わることができる点が魅力です。例えばCMの場合、セリフや音楽の聴こえ方等においてもできることは限られますが、ドラマは自分で自由に音の演出をして監督に聴いてもらい、いいねと言われたら実際に採用される。作品に対して行える音の表現の幅が広いので、クリエイティブなことができます。また、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスでは映画、ドラマ、CM、MV、VP、劇場予告と様々なジャンルを手掛けており、いわば何でも屋さんです。それゆえに色々なアプローチ方法を身につけられるのでミキサーとしての経験を積むのにとても良い場所だと思います。
もともと作曲方面を目指しており、音楽を制作する会社をたくさん受けていました。しかし上手くいかず、一番音楽に近くて可能性のある仕事は何だろうと考えたときに、MAが思い浮かんだんです。MAは曲や効果音を作るわけではなく、整音してミックスするだけということは理解していましたが、自分がいつか成長したときに、何かしら音楽や効果音を作るといった仕事に結びつくことはあるのではと思い、可能性を秘めて入社しました。14年目の今、全てがかなったわけではないですが実際に効果音を作ったり選曲をしたりといったクリエイティブ性の高い業務へも少しずつ着手しており、入社当時よりも幅が広がっています。将来的には機材をそろえ、そのような音効会社が担当する作業もIMAGICAエンタテイメントメディアサービス内で完結出来るようにしたいと考えています。
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