映像をファイルベースで解析するハーディングチェックサービス

ハーディングチェックとは、映像視聴者の「光過敏性発作(Photosensitive epilepsy)」発症リスク低減を目的として、各放送局事業者のガイドラインに即し映像内容を解析し診断するテストです(「パカパカチェック」とも呼ばれます)。
当社では、放送用コンテンツに限らず、動画配信向けやパッケージ向けなどのあらゆる分野のハーディングチェックサービスを提供しています。

当社のハーディングチェックサービスの特長

「光過敏性発作」への対応として、従来より編集室等でのハーディングチェックを対応して参りましたが、作業効率や細かな基準への対応を強化するため、映像をファイルベースで解析する専用チェックラインを新たに構築しました。これにより、編集室の空き状況にかかわらず、多くの映像ファイルを短期間で正確かつ効率的にチェックすることが可能となりました。

※解析対応映像素材のフォーマット:*.avi, *.mov, *.mpg, *.mxf など。その他のフォーマットについてはお問い合わせください。

1) 解析スピード向上で短納期対応

工程の自動化により、従来、人の手を介して素材の受け渡しやファイルコピーなどを行っていた時間が削減され、解析スピードが向上しました。複数ファイルの並行解析に対応し、100~1,000本といった大量ボリュームの作業も短期間でチェックを行うことが可能です。

2) 評価基準に合わせたカスタマイズ

お客様ごとの評価基準にあわせカスタマイズを行うことができ、さまざまなコンテンツ解析に柔軟に対応します。映像解析を行うことで光過敏性発作リスクを判定し、万一の視聴事故を予測・予防することで映像配信ビジネスの運営上のリスクを軽減することができます。

3) 映像修正の対応

ハーディングチェックのみのご利用も可能です。検証結果のレポートをご提示し、映像修正が必要な場合は、当社の編集ラインで映像修正作業を行うことも可能です。映像修正作業のスケジュール・費用は別途ご相談ください。

4) 周辺作業との連携

ローカライズ、マスタリング、エンコード、ファイルデリバリーなどの周辺作業と合わせてワークフローに組み込むことで、 放送基準品質を担保するための検証が可能です。

ご利用の流れ

・ハーディングチェックのみ実施

・配信ファイル作成フローに組み込む場合

活用事例

ケース1) アニメーション作品の権利元様

制作年の古いアニメーションを保有の権利元様。作品制作当時はハーディングチェックを行っていなかったが、新たにVOD市場へコンテンツを展開するにあたり、自社ブランド作品における一定の品質基準を担保すべく、他の新作と同様のレベルでハーディングチェックを実施。

ケース2) 動画配信プラットフォーム様

自社配信プラットフォームにおける視聴者向けのサービス品質向上施策の一環として、コンテンツ配信前に放送基準品質レベルのハーディングチェックを実施。もしくは、コンテンツ搬入基準の1つとして、コンテンツプロバイダーに対してハーディングチェックの実施とその検証結果のレポート提出を要請。

ケース3)玩具メーカー様

お子様向けの自社トイ宣伝用の配信コンテンツを保有している玩具メーカー様。放送用ではなく配信用コンテンツのため、現状はハーディングに関する規定やガイドラインは一部を除き整備されていないが、お子様にとっても安全な映像コンテンツの提供に向け、事前に一通りチェックを行いたいとのことでハーディングチェックを実施。

ハーディングチェックサービスについてのお問い合わせは
下記までお気軽にご連絡ください。