【読売新聞/読売新聞オンライン】2023年8月12日夕刊に8mmフィルムに関する取り組みが掲載されました。

当社の8mmフィルムに関する取り組みが『読売新聞』夕刊一面と『読売新聞オンライン』に掲載されました。

記事では当社のフィルム&レストレーション部 伊藤 諒司と堀内 藍が講師として協力し、2023年7月22日-23日に武蔵野美術大学 映像学科(東京都小平市、小口詩子教授)の課外授業として行われた8mmフィルムワークショップの様子や、昨年10月より開始した8mmフィルムカラーネガ現像&HDオーバースキャンサービス ※ が紹介されています。

※当社で現像可能な8㎜フィルムはネガのみ、リバーサルフィルムは不可となっております。

『読売新聞オンライン』(2023年8月12日)
8ミリフィルムの人気再燃「すぐに仕上がり分からないのが魅力」…若い世代がアナログ再評価
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230812-OYT1T50075/

*記事の補足について

  1. 記事の中で主催が「IMAGICA GROUP」となっていますが、正しくは「武蔵野美術大学」です。当社の社員がワークショップの講師として協力して実施されました。
  2. 今回の様な8mmフィルムワークショップは様々な団体からの依頼に対して当社がご協力させていただく形で開催をしております。

8mmフィルムワークショップでは、初日にフィルム現像の仕組みや色温度の仕組み、露出計測などのフィルム撮影に関する基礎講義を行い、2日目に参加した学生がそれぞれ8mmカメラを持って撮影をしました。撮影した8mmフィルムは当社にて現像・スキャン・グレーディングを行い、9月に行われる授業の中で試写会が実施されます。

当日の様子

フィルムと現像の仕組みについて解説(伊藤)

撮影の基礎についての講義(堀内)
入射光式露出計の使い方を説明
反射光式露出計を使って、カラーチャートを計測

参加した学生のみなさんの感想(一部抜粋)

「すごく感動的な経験でした。普段の制作ではフィルムを使って静止画(写真)を撮っていますが、映像(動画)をフィルムで撮ることは初めてです。画面(モニター)を確認してカメラを回すより、ファインダーから覗きながらのほうが、微妙な手振りと呼吸、ワクワク感が満載で、不思議な世界に連れていかれるようでした。デジタルが発達した時代のこの経験は、貴重な思い出になると思います。現像してスキャンした映像を楽しみにしてます!」

「フィルムカメラ撮影は初めての経験でしたが、非常に有意義でした。「音が録れない」、「NGができない」と聞いて最初はどうしたものかと思いましたが、制限が加えられることで出てくるアイデアもあり、新鮮でした。音が伝わらないということは、映像で分かるように表現しなければならないので、サイレント映画を撮っていた先人たちも同じような思いをして映画を撮っていたのかなと思うとなんだか感慨深かったです。また、フィルムの保存性の高さについて知り驚きました。時代はデジタルですが、フィルムを経験することで映像表現の可能性が増えたと思います。」

「無駄に回せない緊張感と、目の前の瞬間を逃せない焦りで、デジタルカメラで撮るのとは感覚が全く違いました。レトロな質感を安直にエモーショナルというのとは違い、ファインダーを覗いた時、世界の一瞬が鮮明に切り取られる感覚に興奮しました。」

「フィルム現像の過程を見て新鮮でした。私たちの世代から見るとまるで新しいテクノロジーのように感じます。」

「デジタルカメラばかり使ってきたので、目の前にある風景とカメラを通して見る風景では目に見えて達ってくるのが新鮮でした。どんな仕上がりになるのか分からないまま、想像しながら動画を撮り続ける感覚は新鮮で面白かったです。上手く撮れているか心配ではありますが、光を意識しながら撮影するという経験があまりできていなかったという発見にもつながりました。出来上がりが楽しみです。」

この他にも素敵な感想をたくさんいただきました。
ありがとうございました。

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当社サービスのご紹介
8mmフィルムネガフィルム現像&HDオーバースキャンサービス
https://www.imagica-ems.co.jp/service/film-process/8mm-film-development/