國家電影及視聽文化中心(TFAI)と技術交流を目的としたトレーニングプログラムを実施しました

2024年11月5日から8日までの4日間、当社は大阪プロダクションセンターにて、Taiwan Film & Audiovisual Institute(國家電影及視聽文化中心、以下TFAI)より6名のスタッフを迎えて、フィルム修復に関するトレーニングプログラムを実施しました。
このプログラムは、過去の台湾映画やテレビ番組など文化資産の保存を担うTFAIから、映画フィルムのデジタル化およびアナログ複製作業の受託をきっかけに、現在では世界でもわずかとなった映画フィルムを取り扱う両社の技術交流を目的として実施されました。
4日間に渡るトレーニングは、施設や機材の視察にとどまらず、双方のスタッフが共同で古いフィルムに向き合い、フィルムの物理修繕からタイミングやプリント、スキャニングやカラーグレーディングまで一連の作業を行なうことで、知識・技術・経験が共有される意義深い交流の場となりました。また事例紹介や意見交換や質疑応答も行なわれ、当社にとっても大きな刺激を受ける機会となりました。
当社はこれまでも国内唯一の現像所として、国内外のアーカイブ機関やコンテンツホルダーとの信頼関係を深め、長年培ってきた映画フィルムに関わる人材や機材活用の機会創出に取り組んできましたが、今回のトレーニングはフィルム修復プロジェクトを積極的に展開するTFAIのニーズに応えるとともに、人材育成や設備拡充に向けたモデルケースとなる取り組みとなりました。また今回の国際文化交流は、当社がこれまで培ってきた技術を活かしつつ、TFAIとの協力を通じて、さらなる技術向上を目指す貴重な機会となりました。今後も、このような国際協力を通じて、アジア圏を含めた世界の映像アーカイブの発展に貢献してまいります。
当社はこれからも映画文化の継承と発展に向け、確かな技術と経験を通じてお客様の期待を超えるサービスを提供してまいります。
トレーニングプログラム詳細
【日程】2024年11月5日~11月8日
【参加者】國家電影及視聽文化中心(TFAI:Taiwan Film & Audiovisual Institute)スタッフ6名
【内容】
・ | Imagica EMS フィルム&レストレーション部の事業紹介 |
・ | 大阪プロダクションセンター 施設見学 |
・ | 古いフィルムを使用した共同作業(フィルムの物理修繕からタイミングやプリント、スキャニングやカラーグレーディングまで) |
・ | TFAIの活動紹介 |
・ | Imagica EMSの技術プレゼンテーション |
・ | Q&A |



