高画質・低遅延のリモートプレビューをできるだけ手軽に

完成した作品のプレビューにくらべて、オンライン編集や合成といった作業を「リモート」で行うには、高画質低遅延を両立させる必要があります。

繰り返される細かな修正・調整の中でプレビューのタイムラグがあると、作業ストレスにつながります。また、一定の画質が担保されないと、プレビューで確認している意味がなくなってしまいます。

当社では編集やデイリー・合成作業の要求に応えるため、以下の理由でリモートプレビューシステムとしてSohonetのClearView Flexを導入しています。

視環境構築が容易であること

プレビューを行うユーザー側は、Apple TVやiPhone・iPadに専用アプリをインストールするだけで簡単にプレビュー環境を構築できます。PCの場合はブラウザからのアクセスも可能です。
インターネットの帯域としてダウンストリームで20Mbpsほどが確保できれば、滑らかに再生できます。

そして、送出側(ポスプロ側)はSDI出力をファイルコンバートなどの処理を挟むことなく送り出すことができます。

iOSアプリのインストールはこちらから

低遅延のプレビュー操作ができること

繰り返されるプレビュー操作の中では、バッファリングの時間は大きなストレスになります。
当社の遠隔拠点間を結んで実施した遅延状態の検証の結果、実用レベルのビットレートにおいて平均的には「0.5秒」で再生できるという結果を得ました。

※東京・五反田の編集室のマスターモニターと、京都の編集室のClearView Flex経由の再生状態を再撮影して検証。

色再現(ズレ)が使用上問題ないこと

複数枚のカラーパッチを使用して、送出側(マスターモニター)とプレビュー側(Apple TV経由で同マスターモニター)の発色の違いを比較した結果がこちらです。

有効なセキュリティ対策が行われていること

ClearView Flexでは暗号化されたビデオ ストリーミング、セッション情報の画面焼き付け、リンク送付による安全なセッション招待といったスタジオに要求されるセキュリティを備えています。

エンタテインメントが止まらないように

コロナ禍においても多くの人が行動制限を強いられる中、エンタテインメントコンテンツが果たした社会的な役割は重要なものでした。

ただ、それを作り続ける現場が「編集室が密になる」というリスクの中で制作していくことも、「渡航制限で海外に行けない」といった制約があることも、現実的な壁として私たちの目の前に立ちはだかっていました。

高画質・低遅延のリモートプレビューは、その壁を乗り越えていく一つの鍵となります。そして、これが実現できると他にも活用の幅は広がります。

  • 海外ロケチームとの連携
  • 地方ロケにおける帯同人数の削減
  • 複数拠点の並行作業

といった活用シーンがあり、タイトな制作期間の中でも監督やスタッフの移動時間圧縮や、バレ消し・合成と本編集の同時進行など、これまでになり合理的・効率的な作業が実現します。

リモートプレビューの実施にあたって、ご不明な点・ご質問がございましたら下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

視環境の構築(通信環境・モニターキャリブレーションなど)についてもご相談を承ります。