【Stereo Sound ONLINE】『夜の河』4Kデジタル修復における新たな試みについて 、当社スタッフのインタビューが掲載されました。

大映映画創立80周年企画として東京を皮切りに、現在全国で順次開催されている「大映4K映画祭」(配給:KADOKAWA)の中で、1956年製作、吉村公三郎監督の『夜の河』の〈4Kデジタル修復版〉が上映されています。

オーディオ・ビジュアルのポータルサイト「Stereo Sound ONLINE」に、本作の修復に取り組んだ当社のカラーイメージングエンジニア長谷川智弘、アーカイブコーディネーター水戸遼平・土方崇弘へのインタビューが掲載されました。インタビューでは、カラー映画初期ならではのフィルムの発色の再現のために開発した新たな技術や、当時の画調を再現することに注力した制作過程について触れています。

作品の任意の箇所(赤い矢印)を計測して本来の発色性能を分析
計測・分析の結果導き出された色域

日本国内における初期のカラー映画に用いられたフィルムは普及期のフィルムとは特性が異なるため、通常とは異なるプロセスで4Kデジタル修復されました。本作品は既報の通り、“日本のカラー映画初期の本作のレストレーションの質の高さに感銘を受けたこと” が選考理由のひとつとなって、2月に開催された第73回ベルリン国際映画祭のクラシック部門にも選出されています。

“1950年代カラー作品最初期の色彩を求めて” 新たなグレーディングで4Kデジタル修復された『夜の河』に隠された、“当時のフィルムの発色” を探る試みとは
https://online.stereosound.co.jp/_ct/17608938

第73回ベルリン国際映画祭のクラシック部門に、当社が4Kデジタル修復を担当した『夜の河』が選出されましたhttps://www.imagica-ems.co.jp/information/yoru-no-kawa-230125/

大映4K映画祭

1月20日(金)より角川シネマ有楽町、1月28日(土)大阪シネ・ヌーヴォ ほか全国順次開催
配給:KADOKAWA
(c)KADOKAWA

Stereo Sound ONLINE

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