カラーマネジメントサービス

視聴者がスマートフォンの画面から、劇場のスクリーンまでさまざまな環境で安定的に作品を楽しめるようにするためには、適切な色管理が必要です。当社では制作側が意図している色と表現を鑑賞者に届けるため、制作に使用する各モニターをマスターモニターと近い色に調整し、継続的に確認を行うカラーマネジメントサービスを提供しています。

カラーマネジメントの課題

映像制作に使用するディスプレイモニターは、使用時間や経過年数によって少しずつ明るさや発色の程度が変化していきます。また、一定の基準をクリアして出荷される信頼できるモニターでも個体差が全くないということはありません。

カラーマネジメントが行われず色がズレた状態の複数のモニターを使用してアニメーションの制作を行うと、マットな色面が多いアニメーションの特性上、そのばらつきが大きく目立ってしまいます。これを防ぐためには、実際の表示状態を計測して調整するモニターキャリブレーション(校正)を行う必要があります。

しかしながら、複数の制作チームで分担して制作を進めていく作業環境では、このキャリブレーションも大きな負担となります。

カラーマネジメントサービスの特長

当社が提供するカラーマネジメントサービスでは、複数台のモニターを一元管理する事で、管理者の調整手間を軽減、表示品質の管理を正確に行う事が可能です。

物理的に距離の離れた関係会社間のモニターを一括管理する事で、色に関するミスコミュニケーションの発生を防ぎ、手戻りの少ない制作進行をサポートします。

当社の専門スタッフがカラーマネジメントを担当することで、映像配信や劇場・放送・パッケージでも安心して対応できるモニター環境を維持できます。

高精度な計測器を基にした設定を行う事で、キャリブレーション精度も向上します

リモートキャリブレーションサービス

ColorNavigator Networkを用いたEIZOモニター(ColorEdge CGシリーズ)の計画的なキャリブレーションを可能にします。ColorNavigator Networkを監視し、使用時間をチェック。使用時間に基づくリモートキャリブレーションを実施します。複数台のモニターの一元管理・物理的に距離の離れた関係各社間のモニターを一元管理できます。

カラーマネジメントサービスの流れ

ヒアリング・プランニング

制作環境・使用条件・モニター台数などのヒアリングを行い、モニターのカラーマネジメント計画を立てます。

STEP
1

計測・キャリブレーション実施

視環境測定、モニター計測を行い、キャリブレーションを実施します。

STEP
2

継続的な視環境維持

カラーマネジメント計画に基づき、使用時間に応じた定期チェック・調整します。

STEP
3

導入事例

『すずめの戸締まり』新海誠作品の世界観を陰から支えた、高精度なモニター環境を担保する「技術」と「システム」の力

『すずめの戸締まり』新海誠作品の世界観を陰から支えた、高精度なモニター環境を担保する「技術」と「システム」の力について語る。

このサービスについてのお問い合わせ

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