インビジブルウォーターマーク付与サービス

デジタルメディアはさまざまな流通の過程で、高品質な映像素材が意図しない形で流出してしまうリスクがあります。配信用にメディアアセットをエンコードする際に、目に見えない(インビジブル)透かし(ウォーターマーク)を配信先ごとのIDを付与して埋め込むことで、流出の抑止・流出した際の流出元特定に活用します。

コンテンツの流出被害対策として

映像コンテンツのインターネット配信が拡大していく一方で、素材が流出する事案も増加しています。例えばサイマル配信対応用に短期間に大量処理を行う場合は、メディアプロセスの作業が多岐に渡ります。そしてそのプロセスの途中で、素材が一度流出すると流出元の特定が困難となるケースがあります。このようなケースに備え、素材が流出しても追跡調査(フォレンジック調査)を可能にするソリューションをご提案します。

インビジブルウォーターマークとは

各配信先別にメディアアセットにファイル単位でIDを付与し、目に見えない(インビジブル)透かし(ウォーターマーク)として埋め込みます。ウォーターマークを付与した映像素材が違法アップロード等により不正流出した場合は、その素材ファイルを解析することにより埋め込まれたIDを検出し流出経路を特定することができます。

IWM(Invisivle Watermarking)にはそれぞれ固有のIDを付与します。
  • マスターファイルからトランスコードを行う時に処理するため、編集作業に追加の負担はありません
  • インビジブルウォーターマークを付与しても映像品質には認識できる変化はないため、エンドユーザーの視聴体験を損なうことはありません
  • 映像に対してある程度の加工(解像度変換・画面の一部をクロップ・短尺化・コーデック変換)を行ってもIDを検出できます
  • 流出した素材の解析には、素材の他のソースを必要としません

コンテンツのセキュリティ対策を支援します

当社ではワンストップの配信用メディア制作・運用サポートを行っているため、インビジブルウオーターマーク付与のプロセスも一連のワークフローの中に無理なく組み込むことができます。

また、流出素材からのID検出についてはデジタルシネマのコンテンツセキュリティで培ったノウハウを活かし、迅速に対応いたします。

マスターQCサービス

デジタルメディア原版の品質コントロールを支援する、さまざまなQCサービスを提供します。納期等の条件に合わせて3つのレベルのQC(Grand QC/Standard QC/Spot QC)を選択でき、QCレポートは日本語/英語による作成にも対応します。その他、キャラクターチェック、仕向先国向けコンプライアンスチェックも承ります。

配信用メディア制作・運用サポート

動画配信のライセンサーとライセンシー双方の業務をサポートします。各種メディアアセットについて国内外のさまざまな配信プラットフォームへの納品実績、ポスプロ部門と連携した短納期でのファイルデリバリー対応など、総合的な生産性向上を実現する技術力(ツール・システム・ワークフロー)で、デジタルメディアの配信用メディア制作サービスを提供します。

パッケージメディア制作(Blu-ray、DVD、UHD-BD)

当社は長年に渡るパッケージメディア制作の経験を生かし、お客様にご満足いただけるオーサリング、プレスサービスを提供しています。制作技術サービス部門と連携した高品質なマスター制作やビジュアルコメンタリーなどの特典映像制作、パッケージデザインなどの制作サポート業務まで領域を拡げ、スムーズな制作進行でお客様の業務をサポートします。

ハーディングチェックサービス

ハーディングチェックとは、映像視聴者の「光過敏性発作(Photosensitive epilepsy)」発症リスク低減を目的として、各放送局事業者のガイドラインに即し映像内容を解析し診断するテストです(「パカパカチェック」とも呼ばれます)。当社では、放送用コンテンツに限らず、動画配信向けやパッケージ向けなどのあらゆる分野のハーディングチェックサービスを提供しています。

このサービスについてのお問い合わせ

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