フィルムの調査
テテレ(当社自社開発の簡易テレシネ機)
「何が映っているか分からない」「デジタル化の優先順位を付けたい」など、修復作業を行う前に、まずはフィルムの中身を見ることが出来ます。
手回しでフィルムをプレビューしながら、画像や動画キャプチャも可能です。スプロケットレスと非接触型パーフォレーション・センサーを採用しており、劣化したフィルムにも負荷の少ない構造となっています。
35mm以下すべてのフィルムフォーマットに対応しており、可動式機材ですので専門技術者による出張作業にも対応します。

フィルムの劣化
映画フィルムはベース素材や保存環境によって劣化症状が大きく異なります。
1950年代後半から現在まで一番多く使用されている、アセテートベースのフィルムが劣化すると、お酢のような「酸っぱい臭い」を放ち、ビネガーシンドロームと呼ばれる劣化症状が現れます。
一方、1950年代以前に使用されたナイトレートベースのフィルムは劣化症状が異なります。こちらは可燃性フィルムとも呼ばれ、原料のセルロイドは危険物第5類に指定されています。劣化が進むと自然発火する危険もあるため、劣化の兆候には特に注意が必要です。
関連情報
フィルムスキャナー「Cine Vivo」サービス終了のお知らせ
平素よりフィルムスキャナー Cine Vivo をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度 Cine Vivo は、本体に搭載しているカメラのサポート終了に伴い、サービスの提供を終了させていただくこととなりました。
國家電影及視聽文化中心(TFAI)と技術交流を目的としたトレーニングプログラムを実施しました
2024年11月5日から8日までの4日間、当社は大阪プロダクションセンターにて、Taiwan Film & Audiovisual Institute(國家電影及視聽文化中心、以下TFAI)より6名のスタッフを迎えて、フィルム修復に関するトレーニングプログラムを実施いたしました。
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